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安楽死 法制化|補足資料③ 制度設計リスクと予防策│国会議員提出「人道的終末選択の法制度化に関する要望」【国会提出資料】│Ver.2 全文公開
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 国会議員に提出した「人道的終末選択の法制度化に関する要望」 (安楽死 制度設計) 先日、改訂を加えた嘆願書の本文に当たる部分を全文公開しました。 嘆願書の構成については + 要約文(2ページ分) +カバーレター + 嘆願書 本文『人道的終末選択の法制度化に関する要望書』 + 補足資料 ① ② ③ ④ となります。 今回は、その 補足資料に当たる③を全文公開 します。 本文との連携を改善し、更に解像度を高めたものに仕上げています。 安楽死の法制化に向けて、ご査収いただければ幸いです。 嘆願書 補足資料 ③ 制度設計リスクと予防策 Ⅰ. 概要(要旨) 安楽死や自殺幇助の制度化は、患者の尊厳と自己決定を保障する一方で、 濫用・圧力・適用基準の拡大(いわゆる“滑り坂”)・脆弱者への影響 などのリスクが社会で懸念されている。 しかし、これらのリスクは、制度設計上の厳格な要件、独立した審査・報告体制、透明性の確保、医療者・社会への教育により相当程度低減可能である。 下記に主要リスクと、国際的に実施されてい

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1月10日


【フランス 安楽死 #4】フランス安楽死法案の現在|上院修正で事実上無効化された終末期医療制度
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) フランス安楽死法案の現在|上院修正で揺らぐ終末期医療制度 フランス安楽死法案とは|終末期における死への援助(aide à mourir) フランスで長年議論されてきた 「終末期における死への援助(aide à mourir)」 法案。 2025年5月、ようやく国民議会(下院)を通過 し、 「フランスも、いよいよ安楽死制度が成立するぞ」と感じた人は少なくなかったはずです。 しかし、今上院で起きていることを見ると、その期待は急速にしぼみつつあります。 フランス安楽死法案の上院修正|3時間で覆された長年の議論 2026年1月7日の報道によれば、 上院の右派議員たち(社会問題委員会) は、わずか数時間の審議で、これまで何年もかけて積み重ねられてきた民主的な議論の成果を、 大幅に書き換え、事実上無効化 しました 象徴的なのは、次の3点です。 ・適用対象を「余命数日〜数時間」に限定 ・警察立ち会いを想定した実施体制 ・患者への自己負担金の発生 この他に「死への援助(droit à l’aide à mourir

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1月9日


安楽死 法制化|補足資料② 国際的制度モデルと安全性の確保│国会議員提出「人道的終末選択の法制度化に関する要望」【国会提出資料】│Ver.2 全文公開
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 国会議員に提出した「人道的終末選択の法制度化に関する要望」(安楽死 法制化) 先日、改訂を加えた嘆願書の本文に当たる部分を全文公開しました。 嘆願書の構成については + 要約文(2ページ分) +カバーレター + 嘆願書 本文『人道的終末選択の法制度化に関する要望書』 + 補足資料 ① ② ③ ④ となります。 今回は、その 補足資料に当たる②を全文公開 します。 本文との連携を改善し、更に解像度を高めたものに仕上げています。 安楽死の法制化に向けて、ご査収いただければ幸いです。 嘆願書 補足資料 ② 国際的制度モデルと安全性の確保 Ⅰ. 安楽死・医師幇助死を認める国々 — 法制度の概要 近年、欧州・北米を中心に、末期あるいは回復の見込みのない重篤な病状などに苦しむ患者に対して、積極的安楽死(Active Euthanasia)または自殺幇助(AD/AS: Assisted Dying/Assisted Suicide)の制度を整備する国が複数存在している。また政治レベルで検討する動きが活発化して

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1月9日


安楽死 法制化|補足資料① 日本の制度的空白と現状整理│国会議員提出「人道的終末選択の法制度化に関する要望」【国会提出資料】│Ver.2 全文公開
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 国会議員に提出した「人道的終末選択の法制度化に関する要望」 (安楽死 法制化) 先日、改訂を加えた嘆願書の本文に当たる部分を全文公開しました。 嘆願書の構成については + 要約文(2ページ分) +カバーレター + 嘆願書 本文『人道的終末選択の法制度化に関する要望書』 + 補足資料 ① ② ③ ④ となります。 今回は、その 補足資料に当たる①を全文公開 します。 本文との連携を改善し、更に解像度を高めたものに仕上げています。 安楽死の法制化に向けて、ご査収いただければ幸いです。 嘆願書 補足資料 ① 日本の制度的空白と現状整理 Ⅰ. 日本における法的・制度的現状 ・安楽死の法的地位 日本において、医師が患者の明確な意思に基づき、薬物等を用いて生命を終結させる、いわゆる「積極的安楽死」については、これを明示的に認める法律は存在しておらず、現行の刑法体系においては違法と解されている。 医師または第三者による生命の積極的な終結行為は、刑法上、嘱託殺人罪または自殺幇助罪に該当する可能性がある。...

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1月8日


【フィンランド 安楽死 #1】フィンランドの安楽死制度と現状|法制度・世論・反対意見を整理
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) フィンランドの安楽死制度と動向|法制度・世論・反対意見の整理 はじめに|フィンランドで安楽死が議論される背景 安楽死は、耐え難い苦痛を抱える人々の終末期における選択肢として、世界各国で倫理的・法的な議論が活発化しているテーマです。フィンランドにおいても、 近年この問題に対する市民の関心が高まっており、制度化をめぐる政治的・社会的な動きが観察 されます。 本稿では、フィンランドにおける安楽死の歴史的背景、国民意識の現況、法制度上の位置づけ、そして今後の展望について整理して説明します。 1. 安楽死導入を求める動きの歴史|フィンランド国会と市民運動 フィンランドにおける安楽死制度の議論は、2017年頃から本格化しました。 一般市民の間で制度導入を求める声が高まり、これを受けて一部の国会議員が法制化を提案するに至りました。 2018年には具体的な安楽死法案が国会に提出 されたものの、賛成60票に対し反対128票と多数の反対を受けて国会で否決されています。 その後、ヨーロッパ全体で安楽死制度を成立させる国が増

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1月7日


安楽死 法制化 嘆願書|国会議員提出「人道的終末選択」要望書【国会提出資料】│Ver.2 全文公開
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 国会議員に提出した「人道的終末選択の法制度化に関する要望」 (安楽死 法制化) 昨年12月中旬、 国会議員3名に 「人道的終末選択の法制度化に関する要望」 いわゆる安楽死の法制化を求める嘆願書を送付しました。 送付した先の議員は、 ・衆議院議員 津村啓介 様 (立憲民主党) ・参議院議員 小野田 紀美 様 (自由民主党) ・衆議院議員 東 徹 様 (日本維新の会) になります。 送付履歴はこちらから (※以前送付した嘆願書は過去記事で公開済みです。) 嘆願書を国会議員に送付するベストな時期としては ・8月 ・12月中旬~下旬 ・1月下旬~2月上旬 となります。 そこで1月中旬から、新たに3名の国会議員に嘆願書を送付します。 送付に当たって今回、嘆願書の内容に改善・改訂を行いました。 本稿では、本文に相当する部分を公開します。 補足資料との兼ね合いで変更点も出てくるでしょうが、現在のところ、以下が送付予定の本文部分になります。 ご査収いただければ幸いです。 ※嘆願書の構成については + 要約文(2ページ

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1月6日


【スロベニア安楽死 #1】スロベニアの安楽死── 一度は法案成立と思われた制度が、2025年11月の国民投票で断念された経緯も含めて
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) スロベニア安楽死制度の成立と否決|2025年国民投票までの全経緯 はじめに:安楽死をめぐる世界情勢とスロベニア スロベニアは中欧・バルカンの小国ですが、2020年代に入って安楽死制度の導入に本格的に取り組み始めました。 周囲の合法国や、イギリス・フランスにおける安楽死をめぐる盛り上がりが、 少しずつ東へと影響を与えている のが分かります。 本稿ではスロベニア安楽死の経緯を整理し、特に 2025年11月の国民投票で制度が否決 された歴史的背景も含めて詳しく解説します。 1.スロベニアにおける安楽死議論の立ち上がり 他の安楽死合法国と同様に、 2020年代以降 スロベニアでも、単に抽象的な賛否ではなく、 具体的な制度設計をめぐる深い議論 が進んでいきました。 2.2024年の非拘束型国民投票と世論 スロベニアではまず 2024年6月に非拘束型 国民投票 (法的な拘束力がなく、世論調査的な投票)が行われ、「安楽死制度の導入に賛成するか」という問いに対し、 約55%の有権者が賛成 と答えました。 これは..

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1月5日


安楽死 反対 医師|勝俣 範之|発言の検証と緩和ケアの限界
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 安楽死反対医師・勝俣範之の発言が示す 緩和ケア万能論と日本医療の深刻な問題 (安楽死 反対 医師) 勝俣範之とは誰か|緩和ケアと腫瘍内科の専門医 基本プロフィール| 勝俣 範之 (かつまた のりゆき) 名前: 勝俣 範之 (かつまた のりゆき) 現職: 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授(2011年10月より) 出身・学歴 1963年生まれ(山梨県富士吉田市出身) 富山医科薬科大学 医学部 医学科 卒業(1988年3月) 専門分野 腫瘍内科(がん総合内科) — がん治療全般の診断・薬物療法/化学療法 抗がん剤治療(薬物療法)・支持療法 乳がん・婦人科がんの治療 緩和ケアの実践と普及 (診断時・治療中からQOLを重視したケア) がん患者とのコミュニケーションと生活支援 臨床試験・エビデンスに基づく医療の推進 安楽死ドキュメンタリーと予言された現実 「緩和ケアを知っていれば」という言説 フジテレビ ザ・ノンフィクション 【私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~】 (女性のXアカウントは

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1月4日


【フランス 安楽死 #3】フランス安楽死反対の構造|上級国民1割が制度を止める理由と妨害工作の実態
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 安楽死を反対する1割の上級国民 ― フランス安楽死制度を妨げる政治・宗教・緩和ケアの構造 ― はじめに|なぜ安楽死制度は少数派によって止められるのか フランスにおいて、安楽死制度は世論調査で 一貫して 84%〜91% の国民が支持 しているにもかかわらず、長年にわたり法制化が妨げられてきました。 その背景には、人口比では少数派でありながら、 政治・宗教・医療界の中枢に影響力 を持つ、いわば 「上級国民層」 による組織的な抵抗が存在します。 本稿では、フランソワ・バイルー首相を象徴的存在として、安楽死制度に反対する勢力が実際に用いてきた妨害工作の具体像を、事実関係に即して整理します。 1.法案分割による安楽死制度妨害|フランス政治における上級国民の戦術 (フランス 安楽死 反対 上級国民) 安楽死制度を巡る大きな妨害工作の一つが、 包括的な終末期法案の「分割」 です。 本来、緩和ケアの拡充と安楽死の合法化は、 相互補完的な制度として一体で議論 されていました。 しかしバイルー首相は、これを ・緩和ケ

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1月3日


安楽死の強制リスクとは何か──社会的圧力・同調圧力は本当に現実的なのか
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 安楽死の強制リスクとは何か ──社会的圧力・同調圧力は本当に現実的なのか 安楽死の話題になると、ほぼ必ず出てくる言葉があります。 それが、 ・「同調圧力で、死を選ばされる社会になる」 ・「弱者は“いなくなったほうがいい”という空気が生まれる」 ・「本当は生きたいのに、周囲の雰囲気で安楽死を選ばされるのではないか」 という不安です。 いわゆる 「安楽死の強制リスク」 問題です。 この不安は、決して突飛なものではありません。 むしろ日本社会をよく知っている人ほど、「あり得そうだ」と感じるでしょう。 だからこそ、この論点は感情論で片づけず、一度きちんと分解して考える必要があります。 安楽死をめぐる「強制圧力」への不安とは なぜ「同調圧力で安楽死を選ばされる」と言われるのか ① 日本社会は「空気」に弱いという指摘 日本では、 ・迷惑をかけない ・周囲と足並みをそろえる ・空気を読む ことが美徳とされがちです。 そのため、 「もう十分生きたでしょ」 「これ以上、家族に迷惑をかけなくても…」 という誰も 明確には

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1月2日
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