安楽死が合法の国一覧【2026年最新版】年代順+制度の違いも解説
- リップディー(RiP:D)

- 2025年9月27日
- 読了時間: 6分
更新日:5 時間前
※随時更新:最終更新日:2026年3月25日
【年代順】安楽死が合法化された国・地域一覧
安楽死は現在、世界の複数の国や地域で合法化されています。
特に2000年代以降、欧州や北米を中心に制度化が進み、
現在ではオランダ、ベルギー、
多くの国で医師による安楽死または医師幇助自殺が認められています。
本記事では、世界各国の安楽死制度を
年代順に整理し、制度開始年・正式名称まで一覧化しています。
※各国名をクリックすると、
それぞれの国における安楽死制度の詳細ページをご覧いただけます。
1982年
・スイス
初めての安楽死(民間)団体『Exit』が誕生。
事実上の合法化(not 法制度化)
※1943年の法律は安楽死の是非とは関係なく『恋人の心中事件』絡みの法律
1995年
ノーザンテリトリー地域
世界で初めての安楽死法案
初めての安楽死を法制度した『地域』
※わずか1年間の実施で以後無効(この時『サルコ』のフィリップニチケが活躍)
1997年
・アメリカ
オレゴン州 アメリカで初めて安楽死制度が成立した州
※現在は14州で合法化

2001年
・オランダ
世界で初めて安楽死制度が成立した国
(2002年に運用スタート)
2002年
・ベルギー 安楽死制度が成立
2009年
・ルクセンブルク 安楽死制度が成立
2015年
・カナダ 安楽死制度が成立
・コロンビア 同上
2019年
ビクトリア州 豪で初めて法制度化した州
※現在はノーザンテリトリーを除く全ての州で法制度化

・イタリア
憲法裁判所が「自殺ほう助は必ずしも犯罪に該当しない」と判決
※それを受けて2022年に支援団体『ルカ・コシオーニ協会』が初めて(自前で)安楽死を実施=合法化
2020年
・ドイツ
最高裁判所「自殺ほう助の厳格な禁止は違憲」(事実上の合法化)
※法制度化はされていないが民間団体が安楽死を実施中
2021年
・オーストリア 安楽死制度が成立
・ニュージーランド 同上
・スペイン 同上
2023年
・ポルトガル 安楽死制度が成立
・キューバ 同上
2024年
・エクアドル 安楽死の合法化
・ペルー
女性の難病患者が安楽死にて亡くなる(合法化が確定 not 法制度化)
※最高裁判所が2022年に特例で『安楽死』を許可
2025年
トスカーナ州で安楽死が正式に法制度化
※イタリアは2019年に裁判の判例では認められていたが、トスカーナ州では法制度へ(2月11日)
・マン島(イギリス王室の領地)
安楽死制度の成立(3月25日)
・デラウェア州 in アメリカ
安楽死制度の成立(5月21日)
・エストニア
司法が自殺幇助を合法化(5月)
・スロベニア
安楽死制度の成立(7月18日)
→その後11月の国民投票の結果、廃案
安楽死制度の成立(10月16日)
※南米で初めての法制度化した地域
・イリノイ州 in アメリカ
安楽死制度の成立(12月13日)
・ニューヨーク州 in アメリカ
安楽死制度の成立(12月27日)
2026年
・ジャージー島(英国王領地)
安楽死制度の成立(2月26日)
注意
・安楽死の合法化=安楽死が認められている事 or 認められている状況
※国家システムとしての法律がないこともあり
(ex.スイス、ドイツ、イタリア、ペルーなど)
・安楽死の法制化=国会にて議論され国家システムとして成立したこと
・2000年以前に安楽死が合法化された国
スイス (ドイツ) アメリカ
・2000年代に安楽死が合法化された国
オランダ ベルギー ルクセンブルク
・2010年代に安楽死が合法化された国
カナダ コロンビア
オーストラリア イタリア
・2024年以前に安楽死が合法化された国
ドイツ オーストリア
ニュージーランド スペイン
ポルトガル キューバ
エクアドル ペルー
備考:大枠の潮流イメージ
・1970年代~2000年は
安楽死の『草創期』
・2000年~2015年前後は
『発展期』
※この時期、世界では残酷な延命治療という悪習は虐待と見なされ淘汰
(=消極的安楽死(日本でいう尊厳死法案)が世界中で成立していく)
・2015年前から『成長期』へ 。
FAQ
Q. 安楽死が合法な国は何カ国ありますか?
A. 2025年時点で、法制度として認めている国は10カ国以上存在し、州単位を含めるとさらに増えます。
Q. 安楽死と自殺幇助の違いは何ですか?
A. 安楽死は医師が直接致死行為を行うのに対し、自殺幇助は本人が最終行為を行う点が異なります。
Q. 最初に合法化した国はどこですか?
A. 国家として制度化した最初の国はオランダ(2001年)です。
Q. 安楽死とは何ですか?
A. 安楽死とは、耐えがたい苦痛を抱える患者が、自らの意思に基づき医師の関与のもとで死を選ぶ行為です。
(関連記事)「安楽死とは 積極的安楽死とは何か」↓
Q. 安楽死と尊厳死の違いは?
A. 安楽死は積極的に死を早める行為、尊厳死は延命治療を行わず自然に任せる点が違います。
「安楽死と尊厳死の違いとは?」も参照してください↓
Q. 日本で安楽死は合法ですか?
A. 明確な法律はなく、基本的には違法とされています。ただし判例上、一定条件で例外的に認められる余地が議論されています。
「安楽死は日本で合法なのか」も参照してください↓
Q. 安楽死が認められている国は?
A. スイス、カナダ、オランダなど今や複数の国で制度化され、多くの国々で検討されています。
「安楽死が合法の国一覧|世界地図で見る各国の制度状況(2026年最新)」を参照↓
Q. 安楽死初心者です。そもそも安楽死とは何ですか?
A. 安楽死とは、耐え難い苦痛を軽減する目的で、医師などが患者の生命を終結させる行為です。
まずは「【5分でわかる】安楽死とは?」をお読みください↓
Q. 緩和ケアと鎮静と安楽死の違いは何ですか?
A. 緩和ケアは苦痛を和らげながら生を支え、鎮静は耐えがたい苦痛を抑えるために意識を低下させる医療です。
安楽死は苦痛から解放するために意図的に死をもたらす行為です。
「緩和ケアとは?|意味・目的・終末期医療と鎮静(セデーション)」も参照してください。
Q. カナダの安楽死制度では、障害者や経済的弱者が事実上追い込まれたり、社会保障費削減のために制度が利用されている という批判は本当ですか?
A. 制度として「強制」や「間引き」を目的としている事実は確認されていません。また、社会保障費削減のために意図的に安楽死を促進しているという公式な証拠も存在せず、提示されている制度はあくまで本人の自発的意思と厳格な審査に基づくものです。
詳しくはこちらをご覧ください↓











