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安楽死における滑り坂論とは何か|反対論とその反論を制度と事実から整理
🎧音声による動画解説 要約図(自由使用可) 安楽死における滑り坂論法とは何か──反対論とその反論 安楽死議論で使われる「滑り坂論法」とは 安楽死の制度化をめぐる議論において、 「滑り坂論法(slippery slope :スリッパリー・スロープ )」 はしばしば引用される反対論の代表的な主張です。 一度安楽死を合法化すれば、 その適用範囲が無制限に拡大し、倫理的に容認し難い状況 に至るという懸念です。 しかし、この論法は その根拠や実例の提示なく語られる ことが多く、政策的・倫理的検討を曇らせている面があります。 本稿ではまず反対論の主張を整理し、その後に現実の制度やデータ、倫理的視点からの反論を提示し、冷静な理解を促します。 Ⅰ.滑り坂論法に基づく安楽死反対の主張 1. 滑り坂論法とは 滑り坂論法は、「ある政策的判断が小さな変化として始まったとしても、やがて制御不能な広がりを見せ、望ましくない結果(B)に至る」という予測を根拠に、政策Aを否定する論法です。 安楽死議論においては、 「 初期は末期患者に限られていた適用範囲が、徐々に対象の拡大を

リップディー(RiP:D)
2025年12月30日
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