緩和ケアの限界とは何か|痛みが消えない終末期医療の実態と証言
- リップディー(RiP:D)

- 2025年10月1日
- 読了時間: 8分
更新日:1月1日
🎧音声による動画解説
緩和ケアの限界|
終末期医療で苦痛が残る現実と国内外の証言集
当会では、行政の資料だけでなく、ネット上で散見される証言なども日々収集しています(いわば状況証拠)。
今後も緩和ケアの限界を示す証言を随時追加していきます。是非とも参考にしてください。
“緩和ケアや鎮静”について知らない方はこちらから
緩和ケアの限界については、これまで十分に可視化されてきたとは言えません。緩和ケアは本来、終末期にある患者の苦痛を和らげ、生活の質を保つことを目的とする医療ですが、すべての痛みや不安を完全に取り除けるわけではないという現実があります。実際には、強力な鎮痛薬や鎮静を用いても、耐え難い身体的苦痛や精神的苦悩が残る症例が国内外で報告されています。
日本の終末期医療制度においても、緩和ケアの限界は医療現場で認識されつつある一方、その実態は半ば隠蔽されており、十分に共有されていません。
本ページでは、緩和ケアで苦痛が残った事例や証言、国際的な調査結果をもとに、緩和ケアの限界がどこにあるのかを整理し、今後の制度的課題を分かりやすく解説します。
フジテレビ ザ・ノンフィクション
【私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~】
(女性のXアカウントはこちら ⇒ @mahomelc)
『マユミ』さんのXアカウント名は『めいしー』です。
自らの体験と情報収集力で『緩和ケアの限界』を洞察してくれています。
むふむふチャンネル様の提供動画
イギリス紙:ガーディアンの報道

英国では、毎日20人の末期患者が緩和されない痛みで死亡していると推定されていることが、独立系の医療経済局(OHE)の調査によると明らかになりました。
(略)
それによると、「可能な限り最高水準のホスピスレベルの緩和ケア」を行っても、2023年の人生の最後の3ヶ月間に、英国全体で7,300人以上が緩和されない痛みで亡くなったと計算されています。2019年には、年間約6,400人という数字で、4年間で15%増加しました。

イギリス下院議会に提出された報告書


イギリス国会での安楽死法案審議にあたって下院委員会に提出された報告書は出色です。
『緩和ケアと終末期ケア』の項目を参照してみてください。
世界の緩和ケア事情が全てリサーチされ盛り込まれた内容となっています。


イギリス:
・病院で緩和ケアを受けた患者の21%で痛みが完全にコントロールできず、32%は部分的にしか緩和されない(Royal College of Physicians, 2016; VOICES調査, 2016)
・がん患者の10~15%が治療抵抗性疼痛(※緩和技術が効かない痛み)を抱え、自己申告では最大30%が痛みを訴え続ける
・最適なホスピスケアを受けても年間5万709人が何らかの痛みを残して亡くなり、そのうち5,298人が最後の3ヶ月で全く緩和されない(Office for Health Economicsモデル)
安楽死・尊厳死が合法化されている国々のレポート
(すべて緩和ケア受診率70~95%と極めて高い国々)
カナダ
・利用者の77.6%が緩和ケアを受けていたにもかかわらずMAID(※いわゆる安楽死)を選択し、40%が1ヶ月未満の短期間しか利用せず、16.8%はアクセス可能だったのに拒否。
オレゴン州(米国)
利用者の91.4%がホスピス・緩和ケアに入所中で、46%がケア介入で安楽死を取りやめる一方、15%は変わらず安楽死を選択。
オーストラリア(ビクトリア州)
81%が緩和ケアを受けていたが、2023年6月までの申請者の内306件中76%が末期がん患者で、処方後66%が実際に使用。
ベルギー・オランダ
合法化後に政府が緩和ケア予算を倍増させたが、安楽死件数はむしろ増加。
精神疾患によるケースからも、心の深い苦しみ(絶望感)が緩和ケアの限界を示している
⇩
【結論】
・緩和ケアを受けた約80%の患者は『安らかな死』を迎えられるが
残りの約20%は『苦痛を伴った』悲惨な死を遂げている実態
・·緩和ケアサービスが、いかに充実または普及していようが、いまいが…
患者がサービスを受けようが (仮に受けまいが…)
最期に安らかな死 (安楽死) を求める感情は普遍的に存在
·・日本の緩和ケア医は苦痛死する『20%の患者』を何らかの理由で意図的に無視
ベストセラー ノンフィクション書籍
透析を止めた日 堀川恵子
『透析』を切り口に緩和ケアの問題に鋭く切り込んだ名著

「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」
なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか?
どうして、「緩和ケア」を受けることさえできないのか?
10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。
その壮絶な最期を看取った著者による、息をのむ医療ノンフィクション!
<序章>より
「夫の全身状態が悪化し、命綱であった透析を維持することができなくなり始めたとき、どう対処すればいいのか途方に暮れた。
医師に問うても、答えは返ってこない。
私たちには、どんな苦痛を伴おうとも、たとえ本人の意識がなくなろうとも、とことん透析をまわし続ける道しか示されなかった。
そして60歳と3ヵ月、人生最後の数日に人生最大の苦しみを味わうことになった。
それは、本当に避けられぬ苦痛だったか、今も少なからぬ疑問を抱いている。
なぜ、膨大に存在するはずの透析患者の終末期のデータが、死の臨床に生かされていないのか。
なぜ、矛盾だらけの医療制度を誰も変えようとしないのか。
医療とは、いったい誰のためのものなのか」
YouTube動画
『安楽死を目指す難病患者ジス』様の提供
オールドメディアは『忖度』ばかりで、緩和ケアの限界を報道しません。
この証言動画は、多くの人々に視聴してもらいたいです(拡散希望)。
緩和ケアに対する多くの人々の本音
国民(非・医療従事者)の想い&声

家族を癌で亡くしたけど、末期は緩和ケア病棟でずっとモルヒネの点滴で眠らされていた。
たまに目を覚ますと苦しそうに「痛い」「辛い」「死なせて」しか言わない。
で、またモルヒネが追加される。
医師は日本で出来る最大限のことをしてくれたと思うけど、何のための治療なのか …?分からなかった。
亡くなったときも悲しみより「やっと楽になれて良かった…」とホッとした気持ちの方が強かった。
もし日本に安楽死の制度があったら選択したかもしれない。
本人の最期の意志を尊重できる選択肢が日本にもあったら…と思う。

癌患者の末期は、耐え難い疼痛を伴います。
母も痛い、早く逝かせてと連呼してました。
モルヒネを使い出すと、意識も朦朧とし幻覚さえ見え始め、もはや正常な精神ではいられないです。
楽になって欲しいと心から思いましたが、生きて欲しいという思いも同等に強くありました。
安楽死を本人が臨む事が果たして正解か不正解かはわかりませんが、1つの選択肢として存在しても良いかと思います。

私も父が54歳で癌で亡くなりましたが、最後はかなりの苦しみで全身に転移していたのでモルヒネを使って意識をない状態にしていました。
この薬を使う様になるとすぐ亡くなると思いますという薬を最後には使いましたが(※終末鎮静)痛みなく旅立てたのがせめてもの救い。
薬切れるとこの世のものとは思えない苦しみで今もあの時のことを思い出す事があります。
人間の約3人に1人は癌で亡くなるのでとても怖いし、意識がしっかりして自分で判断できるうちに安楽死というのも選択肢にはあっていいかと思います。

コメ主、コメント欄と同じく義父をがんで亡くして一年。
抗がん剤が効かなくなってからは自宅で麻薬?強い痛み止めを飲み、手が震え冷たくなり感覚や味覚が無くなる中でも孫が来れば笑顔で迎えてくれていました。
まさかの訪問看護師さんからコロナがうつり肺炎になり入院。
最期は緩和ケア病棟に入院していましたが、急変してベッドに横たわっているけれど目が開いたまま。起きている?聞こえている?そんな中で痰を取ってもらったり苦しそうに呼吸をする姿、何かを伝えようと声を出す姿。
見ていて辛かった。
最期まで孫たちが集まるまで力いっぱい生きてくれました。
身内側からすれば生きてほしいけれど、こんなにも辛く苦しい思いをするなら安楽死の選択があってもよいのではとも思う。

私の母も、15年子宮頸がんと闘い完治した3ヶ月後、肺癌になり3ヶ月で他界しました。
最後は痛い治療を拒否して緩和ケアにしていただきました。もし安楽死が日本にも有ったらと強く思いました、最後まで辛そうでした。
最後の時、凄く安らかでした(※十分に苦痛を感じた後、鎮静に至ったと推測される)。きっとあの激痛から解放されたんだと思い、亡くなった辛さと一緒に闘った日々を思い出し涙しました。
どうか安楽死を法律で認めて欲しい!
尊厳(※ある)死を大切にして欲しい!

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