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安楽死 議論不能論とは何か|「社会が未成熟だから議論できない」は本当に命を守るのか

  • 執筆者の写真: リップディー(RiP:D)
    リップディー(RiP:D)
  • 4 日前
  • 読了時間: 6分

🎧音声による動画解説



要約図(自由使用可)


安楽死の議論:沈黙は本当に命を守るのか?


安楽死を否定しないと言いながら議論を封じる主張について

安楽死を肯定しておきながら否定する典型的な文章

安楽死を否定はしません


が、社会保障の議論の中で、


・あらゆる理由で、社会的弱者などの命を切り捨てる議論が先走る、

差別的な命の扱いを咎める事なく、命切り捨てを正当化する風潮


の中で、安楽死法制が進むのは、


優生思想への社会の敗北でしかありません。


余計に子どもたちに明るい未来が残りません


・誰もが平等に尊厳ある命を大切にされる、

・成熟した社会の中でのみ、


安楽死の議論は正常に進み、正常にそれが機能します。



上記の投稿へ疑問


リップディーから疑問

→それでは安楽死を合法にしている国は、成熟した社会、なのでしょうか?

それと『成熟した社会』とは、いったい、どうなったら成熟したと定義づけられるのでしょうか?


その返信👇


安楽死を肯定しておきながら否定する典型的な文章

成熟した社会

誰もが平等な有して尊重し合い尊厳を守れる社会です

命の議論が正常にできる社会です


安楽死を合法化してる国が成熟した国だとは一つも言ってません

スイスは産まれたての障害児を安楽死させてます

色々書籍があるので読んでみて自分なりの答えをみつけて下さい。→


差別が蔓延る、今日の日本社会では安楽死の正常な議論は不可能という事だ

けを述べてます。



議論不能論(社会未成熟・前提型反対論)という考え方


安楽死をめぐる議論では、「安楽死そのものを否定はしないが、今の日本社会では議論すべきではない」という声がしばしば聞かれます。


社会保障の議論の中で、


・弱者が切り捨てられるのではないか。

・差別的な命の扱いが正当化されてしまうのではないか


その不安は、決して軽いものではありません。

しかし、その懸念だけで


安楽死の議論そのものを

封じてしまうこと


は、本当に命と尊厳を守ることにつながるのでしょうか。


本稿で取り上げた先述反対論は、結論から言えば、


議論不能論

(社会未成熟 前提型反対論)


と位置づけることができます。


この反対論の核心は、安楽死が危険かどうか、あるいは制度としてどのような歯止めが可能か、といった具体的検証にあるのではありません。


そうではなく、

「社会が差別的で未成熟だから、安楽死そのものを議論してはならない」

という前提を先に置く点にあります。


つまりこれは、結果の是非を論じる以前に、


議論の入口そのものを閉ざしてしまう論法


です。


実は、このような考え方は、安楽死に反対する議論の中で、比較的よく見られる型でもあります。一見すると安楽死そのものを批判しているようでありながら、実際には制度の中身や条件には踏み込まず、「今は議論すべきではない」という理由で話し合いを先送りにしてしまうのです。


安楽死反対の集団は、この戦法を意図的に扱うことで、議論のシャットダウンを試みています。


また、社会の不正や差別に強い問題意識を持つあまり、理念やスローガンが先行してしまい、具体的な制度設計や現実的な検討にまで議論が及ばなくなる場合もあります。


その結果、善意から出発したはずの主張が、かえって対話の扉を閉ざしてしまうことも少なくありません。


上記の、どちらに意図があるにせよ、「安楽死を肯定するフリをしながら、議論の入り口にならない文章」、(しかも、どれも似たような文章)を書き綴る人々はSNSに一定数いることは覚えておきましょう。


対応としては『そもそも議論にならない逃げ恥じコメント』なのでスルーで良いと思います。思考回路は停止しており、やや『滑り坂』の詭弁とも近いです。被害妄想エピソードなど幾らでも作り上げてきます。


安楽死における滑り坂論とは何か|反対論とその反論を制度と事実から整理
www.rest-in-peace-with-dignity-ripd.com
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🎧音声による動画解説安楽死 反対論│滑り坂論法要約図(自由使用可)安楽死における滑り坂論法とは何か──反対論とその反論安楽死議論で使われる「滑り坂論法」とは安楽死の制度化をめぐる議論において、「滑り坂論法(slippery slope:スリッパリー・スロープ)」はしばしば引用される反対論の代表的な主張です。一度安楽死を合法化すれば、その適用範囲が無制限に拡大し、倫理的に容認し難い状況に至るという懸念です。しかし、この論法はその根拠や実例の提示なく語られることが多く、政策的・倫理的検討を曇らせている面があります。本稿ではまず反対論の主張を整理し、その後に現実の制度やデータ、倫理的視点からの反論を提示し、冷静な理解を促します。Ⅰ.滑り坂論法に基づく安楽死反対の主張1. 滑り坂論法とは滑り坂論法は、「ある政策的判断が小さな変化として始まったとしても、やがて制御不能な広がりを見せ、望ましくない結果(B)に至る」という予測を根拠に、政策Aを否定する論法です。安楽死議論においては、「初期は末期患者に限られていた適用範囲が、徐々に対象の拡大を招き、最終的には倫理的に問題のあるケースにまで拡大する」

こうした整理を踏まえたうえで、本稿では、「未熟な社会では安楽死の議論はできない」という前提そのものが、果たして妥当なのかをあらためて検証していきます


以下では、相手の主張を感情論として退けるのではなく、その一つひとつを丁寧に取り上げ、私たちがこれまでどのように命に関わる制度と向き合ってきたのかを確認します。


不安や懸念を出発点としながらも、議論を閉ざすことが本当に尊厳を守る道なのか。その点を冷静に問い直すために、まずは「未熟な社会では議論できない」という前提から考えていきます。



「未熟な社会では安楽死を議論できない」という前提の検証


「差別がある社会では、安楽死の正常な議論は不可能だ」という主張は、一見もっともらしく聞こえます。けれども、私たちはこれまで、


不完全な社会の中でにおいて

命に関わる制度を議論


してきました。


生殖医療、臓器移植、終末期医療…


いずれも格差や差別の問題を抱えながら、

それでも議論を重ね、制度的な歯止めを設けてきた分野です。


「社会が成熟してから考える」という姿勢は、結果として


何も考えないまま現状を固定化すること


になりかねません。



優生思想への「敗北」という主張をどう考えるか


安楽死法制が進めば「優生思想への社会の敗北だ」という懸念も示されています。

しかし、優生思想とは本来、誰が生きる価値を持つかを、社会や他者が決める思想です。


一方で、安楽死の議論が扱うのは、


耐え難い苦痛の中にある本人の意思を、

どう制度として守るか


という問題です。

制度設計を放棄し、議論自体を避けることは、かえって

「声を上げられない人」「苦しみを語れない人」を見えなくしてしまいます。


それは本当に、優生思想への抵抗と言えるのでしょうか。



スイスの安楽死をめぐる誤解と制度の実際


投稿文でのべられていた

「スイスでは産まれたての障害児が安楽死させられている」

という主張は、事実として確認されていません。


スイスで認められているのは、


本人の明確な意思を前提とした自殺幇助


であり、意思表示のできない新生児は対象外です。

この点は、オランダで議論された「フローニンゲン・プロトコル」と混同されがちですが、制度的にも法的にも異なります。


不正確な事例を根拠に議論全体を否定することは、冷静な制度検討をかえって遠ざけてしまいます。

もちろんプロの反対団体は、意図的に、いわゆる“デマ”を拡散してきます。


フローニンゲン・プロトコルの説明文章



議論の中で見落とされがちな当事者の声


最も注意すべきなのは、「社会が未熟だから」という理由で、


当事者の声そのものが退けられてしまうこと


です。

耐え難い苦痛の中で、「生き続けることを強制されている」と感じている人がいます。

その声に対して、


「今は議論する段階ではない」と答えることは、

尊厳を守る行為なのでしょうか。


沈黙が、常に弱者を守るとは限りません。




成熟した社会とは沈黙ではなく対話である


成熟した社会とは、


・命の議論を先送りにする社会ではなく

・不都合で難しい問いから逃げず

制度としてどう守るかを考え続ける社会


ではないでしょうか。

危険だから黙るのではなく、危険だからこそ、言語化し、透明化し、歯止めを設ける。

その積み重ねこそが、尊厳を空語にしない道だと私たちは考えます。



まとめ|議論を閉ざすことは本当に尊厳を守るのか


・差別が存在するからといって、命の議論を封じることは解決になりません

・優生思想への対抗は、議論の放棄ではなく制度的保障によってこそ可能です

・当事者の声を含めた公開された議論こそが、尊厳を守る第一歩です


私たちは、安楽死を「急ぐ」べきだとは考えていません。

しかし、「考えることを拒む社会」が、子どもたちに明るい未来を残すとも思えないのです。

Rest in Peace with Dignity

 (RiP:D リップディー)ディでー)

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