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私達について 安楽死の合法化への歩み

更新日:4 日前

初めまして。

Rest in Peace with Dignity(RiP:D)

リップディーと申します。

2025年10月5日、活動を始めました。


今、世界は大きく変わり始めています。

オランダ、ベルギー、カナダ、オーストラリア──直近ではイギリス、フランス。

多くの国々で安楽死を合法化する流れが、静かに、しかし確実に広がっています。

(※参考 → 安楽死『世界地図』


世論調査では、どの国でも少なくとも7割以上の人々が安楽死を支持しています。

それは決して「死」を願う声ではなく、

“生き方と最期を、自分の意志で選びたい”という人間の深い願いの表れです。

私たちは、この世界的な潮流をただ眺めるのではなく、日本の社会の中で真剣に向き合い、語り、そして形にしていくために立ち上がりました。


リップディーには、リーダーはいません。

日本国民である皆さんの声こそが、この会のリーダーです。

誰か一人の思想に従うのではなく、誰もが安心して「生と死」を語れる場をつくること。

それが、私たちの理念です。私たちの使命は、


  • 苦しみのない最期を選べる社会をめざすこと

  • 尊厳をもって生きる権利を守ること

  • 安楽死をめぐる誤解や偏見をなくし、正しい理解を広めること


この三つを軸に、静かに、しかし確かな歩みを重ねていきます。


“顔出し”してまで制度成立を訴えてくれている『ジス』はその窓口を担う管理人に過ぎません。他のメンバーと同じ一員です。

リップディーは、立場の上下もなく、日本国民一人ひとりの声の集合体として存在しています。


最後に、安楽死を選択をされた一人の女性の言葉をここに残して置いておきます。

ALS患者嘱託殺人の女性『林優里』さんが書き残した文章は私たちの心に深く刻まれています。


安楽死できずに苦痛の中で亡くなられた患者さんの、安楽死制度を求める文章


Euthanasia That Saves Lives

From the blog of Ms. Yuri Hayashi,

a woman involved in the ALS assisted death case


The other day, I wrote about “suicide,” but if euthanasia were permitted, there would be lives that could be saved—no, more precisely, souls that could be saved.


It’s something I’ve been thinking about ever since I was diagnosed with ALS. I’ve also read similar thoughts on the blogs of other patients, and I suppose this is a common understanding when discussing “euthanasia”:“There would be no need to rush into suicide.”


Moreover, if one can think, “When things become truly unbearable, I can find peace,” then one can be freed from the daily fear of what lies ahead—the “terror” waiting in the future—and focus instead on living today, on doing one’s best in this very moment.


It is “euthanasia” for the sake of living.

Undoubtedly, it would improve patients’ quality of life—at least in the spiritual sense.



※当会メンバーが制作された動画


安楽死は、林優里さんにとって“お守り”のような存在でした。それは、絶望の中に差し込む小さな光であり、彼女が「生きよう」と思える力の源でもありました。そして彼女は、最期まで、その穏やかな手段を望んでいました。


この言葉が、私たちの(あかり)です。


命の終わりを語ることは、実は“生きる意味”を語ることでもあります。私たちはその静かな声に耳を傾けながら、誰もが安心して最期を選べる未来を見つめています。


まだまだ若輩の会ではありますが、真摯な思いだけは、どのグループにも負けません。

あなたの声が、この会を育てます。

どうか、リップディーにその声を届けてください。

ともに考え、ともに歩み、“尊厳ある人生の最終章”を、優しさで包める社会を目指して。


安楽死の合法化を願う人々の集合体:リップディー(RiP:D)より

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