安楽死とは 3つの分類と世界の現状 ※日本の終末期医療の停滞ぶり
- リップディー(RiP:D)

- 9月24日
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更新日:3 時間前
【安楽死とは 3つの分類と世界の現状】

日本にて“安楽死”という言葉を指す場合は、上記3つに分類されることを説明しました。
この図を念頭に置いておけば、だいたいの安楽死談義には付いて行けるでしょう。
それでも分かりづらかった方は、とりあえず
安楽死とは3種類あって、
1.自分の意思で『死のタイミング』を決定する(積極的安楽死)
2.残酷な延命措置は良くない、やらない(消極的安楽死)
3.緩和ケアにおける鎮静をしっかり実施(間接的安楽死)
簡潔に一言でいうと、このように3つの分類で説明できると覚えておいてください。
しかしながら、もはや世界では、
2.残酷な延命措置は良くない、やらない
3.緩和ケアにおける鎮静をしっかり実施
など「当たり前のこと!」というのが現状です。
延命治療など虐待と認定されていますし、そもそも消極的安楽死(passive euthanasia)など死語となっています。臨床現場で使われる事はありません(学術上の分類としてのみ残存)。
また前回の記事で、日本の緩和ケアにおける“惨状”について触れましたが、終末鎮静は普通に一つの手段として適切に躊躇いなく実施されています。苦痛を感じさせての看取り行為は恥ずかしい事とさえ考えられています。
つまり冒頭の図でいうと、積極的安楽死(安楽死制度の是非)の問題だけが、終末期医療のメインテーマとして世界では議論されており、つまりは、日本は二周回以上も遅れているという事です。
ですので、海外の視点で安楽死(終末期医療)を視た場合は、以下の図のようになります。

3.と4.の項目は削除しても良いぐらい、世界では問題となっていません。
あくまで積極的安楽死(1.2.)だけが重要なテーマとなっています。
※近年は、医師からの“注射式”安楽死(積極的安楽死)と、自分で逝く“点滴式”(自殺ほう助)は、明確に区分けする傾向にあります。
他のアジア圏…例えば、台湾や韓国、タイでも、3.と4.の問題は、ほぼ解決済みで、積極的安楽死の是非だけが問題となっています。
このような実態を目にして“取り繕い”だけの終末期医療に対して、当会は大変憂いています。また危機感を感じている次第です。
リップディー(RiP:D)では、主に積極的安楽死を中心に取り上げていきますが、上図の4.緩和ケアにおける鎮静の問題、3.についても『尊厳死法案』に絡めながら、折々で言及していきます。
また、英語の表記については別回で取り上げていきます。
この点については世界でも、まだまだ統一されておらず各国でバラバラの状態です。
※世界の安楽死 動向
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